お墓を新しく建てる手続きフロー

どこに申し込み、どこにお金を払うか。9つの手順で説明します

市町村営の墓地に新しくお墓を建てるまでの流れです。 どこに申し込み、どこにお金を払い、どんな届出が要るかを 順番どおりに説明します。民間霊園との違いは各手順に書き添えています。

9つの手順(全体像)

クリックすると、その手順の説明に移動します。

  1. 1 「誰がお参りするか」を決める
  2. 2 墓地を選び、空きを確認する
  3. 3 使用許可を申請する
  4. 4 使用料・管理料を納める
  5. 5 石材店を選び、墓石を発注する
  6. 6 工事の届出をする
  7. 7 墓石を建てる
  8. 8 開眼供養(魂入れ)をする
  9. 9 納骨する

お金は3か所に分かれて出ていきます

「お墓の値段」としてよく語られる金額は、次の3つの合計です。 どれか1つだけを比べても、総額はわかりません。

合計のめやす:おおむね 60万円〜250万円(墓石の大きさと石の種類で大きく動きます)

工事と納骨ができるのは5〜10月だけ

北海道は雪で墓地に入れないため、工事も納骨も冬は止まります。 申し込み自体は通年できる市町村が多いので、冬のうちに申し込み、雪解け後に建てるのが現実的な進め方です。

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
  • 5〜10月:工事・納骨ができる
  • 11〜4月:積雪で工事・納骨ができない

手順の詳細

手順1〜4:決めて、申し込む 相手は家族と役場。ここまで費用はほぼかかりません
  1. 「誰がお参りするか」を決める

    • ご家族
    • 0円

    場所や予算より先に、お参りに通う人を決めます。

    決めることは3つ。①誰がお参りするか ②その人はどこに住んでいるか ③継ぐ人がいなくなったらどうするか。ここが決まると、選ぶべきお墓はほぼ絞られます。

  2. 墓地を選び、空きを確認する

    • 役場の担当課/霊園
    • 0円

    役場か霊園に電話して、空き区画があるか聞きます。

    市町村営は役場の環境(生活)担当課が窓口です。民間霊園は見学会に申し込みます。

    • 募集の形:空きがあれば随時受付/年1回の抽選(例:函館市は毎年7月)

    ※ 人気の区画は抽選になることがあります。急がない場合も、募集時期だけは先に確認を。

    墓石を建てる一般的なお墓(イメージ)
  3. 使用許可を申請する

    • 役場の担当課
    • 0円

    申請書と住民票を役場に出します。

    市町村営は「墓地使用許可申請書」に住民票などを添えて提出します。多くの市町村で、その市町村に住んでいることが条件です。

    • 必要書類:申請書+住民票(自治体により納税証明など)
    • 条件の例:市町村内に住所/1世帯1区画

    ※ 「1〜3年以内に墓石を建てること」を誓約させる市町村もあります(例:上富良野町は1年以内、美幌町は3年以内)。

  4. 使用料・管理料を納める

    • 市町村(民間なら霊園)
    • 数万〜30万円

    納付書で払うと、「墓地使用許可証」が交付されます。

    金額は市町村と区画の広さで大きく違います。

    • 内訳:永代使用料+管理料(毎年型と一括型がある)
    • 道内の例:夕張市7,500円〜/美幌びほろ霊園13万円+管理料2万円/岩見沢緑が丘霊園4平方メートル 約30万円

    ※ 土地は「買う」のではなく「使う権利」を得る形です。使わなくなったら更地にして返すのが原則です。

手順5〜7:墓石を建てる 相手は石材店。いちばんお金がかかる段階です
  1. 石材店を選び、墓石を発注する

    • 石材店
    • 数十万〜200万円台

    2〜3社から見積もりを取り、総額で比べます。

    石の種類・彫刻・基礎工事・据付までを含んだ総額で比べます。民間霊園は石材店が指定されていることが多く、公営は原則自由に選べます。

    • 確認事項:指定石材店の有無/総額に含まれる範囲/保証
  2. 工事の届出をする

    • 石材店(届出先は役場)
    • 0円

    建てる前に届出。ふつうは石材店が代行します。

    多くの市町村で「墓碑建設等工事施工届」と設計図の提出が必要です(例:鹿追町・佐呂間町・美唄市)。

    • 出す物:工事施工届+設計図
  3. 墓石を建てる

    • 石材店
    • 手順5の見積もりに含む

    雪のない5〜10月に工事します。

    完成後は「工事完了届」に写真を添えて提出する市町村があります。春に申し込み、夏に建てて、秋に納骨するのが道内の標準的な進み方です。

手順8〜9:供養して、納骨する 相手はお寺と墓地の管理者
  1. 開眼供養(魂入れ)をする

    • お寺
    • お布施 3万〜5万円

    完成したお墓に、僧侶がお経をあげます。

    仏式では一般的な儀式です。呼び方は宗派で変わります。宗教儀式を行わない選択もできます。

    僧侶による供養(イメージ)
  2. 納骨する

    • 墓地の管理者
    • 0円

    埋火葬許可証を管理者に出してから納めます。

    火葬のときに受け取った「埋火葬許可証」を提出します(例:函館市は管理人または公園河川管理課へ)。納骨後に届出が要る市町村もあります(例:岩見沢市)。

    • 持ち物:埋火葬許可証(改葬なら改葬許可証)

民間霊園・お寺の場合の違い

  • 民間霊園…申込先と支払先は霊園。住所要件がなく、 石材店は指定されていることが多い。年間管理費が続く。
  • お寺の墓地…檀家になることが前提。 入檀のお布施や年会費(護持会費)がある。法要をすべて任せられる安心感がある。

あわせて確認

掲載内容は各自治体の公式サイトをもとにまとめたものです。料金や条件は変更されることがあります。お申し込みの前に、必ず各自治体にご確認ください。