墓じまいの手続きフロー
どこに申請し、誰に何を頼むか。全体で3か月〜半年が目安です
いまあるお墓をたたんで、遺骨を合葬墓などへ移すまでの流れです。 どこに申請し、どこでお金を払い、誰に何を頼むかを 順番どおりに説明します。全体で3か月〜半年が目安です。
墓じまいで関わる相手は、4つだけです。 ①今のお墓の管理者(お寺・霊園・役場) ②移し先(合葬墓など) ③役所(改葬許可の窓口) ④石材店(撤去工事)。 この4つを順番にまわっていく、と覚えてください。
-
家族・親族に相談する
お墓に入っている方の子・孫・きょうだいには、必ず先に話を通します。あとから「聞いていない」ともめるのが、墓じまいでいちばん多い失敗です。
-
今のお墓の管理者に「やめたい」と伝える
お寺の墓地ならご住職に、市町村営や民間霊園なら管理事務所に連絡します。このとき、あとで必要になる「埋蔵証明」(遺骨が納められている証明)を書いてもらえるかも確認しておくと二度手間になりません。
※ お寺の場合、長年のお付き合いをやめる「離檀(りだん)」の話になります。感謝を伝えたうえで事情を話せば、多くは円満に進みます。高額な離檀料を求められて困った場合は、すぐ支払わず消費生活センター等に相談を。
-
遺骨の移し先を決めて、証明書をもらう
市町村の合葬墓なら、その市町村に使用許可を申請します(多くは1体5千円〜3万円)。民間の永代供養墓・樹木葬・納骨堂なら、その施設と契約します。決まったら「受入証明書」または「使用許可証」を発行してもらいます。これが次の改葬許可申請に必要です。
※ お住まいの市町村の合葬墓の費用と条件は、当サイトの一覧で確認できます。
-
石材店に撤去の見積もりを取る(2〜3社)
墓石の解体・撤去・処分と、土地を更地に戻す工事の見積もりです。同じお墓でも会社によって金額が大きく違うため、必ず複数社に頼みます。霊園によっては工事できる石材店が指定されていることがあるので、先に管理者へ確認します。
※ 北海道では雪のある時期(おおむね12〜3月)は工事ができません。春は依頼が集中するため、前の年の秋までに見積もりを取っておくと余裕があります。
-
「改葬許可」を役所に申請する
申請先は【今のお墓がある市町村】の役所です(引っ越し先ではありません)。申請書に、管理者が書く「埋蔵証明」と、移し先の「受入証明書」を添えます。遺骨1体につき1枚の許可証が出ます。
※ この手続きは資格がなくても、ご本人やご家族が自分で申請できます。書類の書き方・市町村ごとの手数料・郵送での申し込み方は「役所の手続きを自分でやる方法」のページにまとめています。
-
閉眼供養(魂抜き)をする
お寺の墓地では、遺骨を取り出す前に僧侶にお経をあげてもらうのが一般的です。宗派や地域で「魂抜き」「お性根抜き」など呼び方が変わります。公営墓地で宗教儀式を望まない場合は省くこともできます。
-
遺骨を取り出す
石材店がお墓のカロート(納骨室)を開けて、遺骨を取り出します。長年土の中にあった骨壺は水が入っていることが多く、移し先によっては乾燥や洗骨(有料)が必要になる場合があります。
-
撤去工事をして、更地で土地を返す
墓石を解体・搬出し、区画を更地に戻して管理者に返還します。公営墓地では「墓所使用権返還届」などの届出が必要です。撤去前後の写真の提出を求める市町村もあります。
-
移し先に納骨する
改葬許可証と使用許可証を持って、決められた日に納骨します。北海道の公営合葬墓は納骨できる日が決まっていることが多く(例:毎週金曜のみ、5〜11月のみ)、事前予約制がほとんどです。
※ 骨箱・骨壺は持ち帰りが原則です。処分方法は施設や葬斎場に相談できます。
見積もりを頼める墓じまい対応の石材店
ステップ4の「撤去の見積もり」は、こうした墓じまい対応の石材店に頼みます。 気になる業者の「くわしく見る」から特徴を確かめて、 そのまま無料の見積もり相談に進めます。
見積もり相談(無料)
「うちの場合はいくらかかる?」——お墓のある市町村と状況を送っていただければ、 対応できる石材店さがしをお手伝いします。入力内容が業者へ自動で送られることはありません。
あわせて確認
- 役所の手続きを自分でやる方法 — 改葬許可は資格がなくてもご本人・ご家族が申請できます
- 石材店・業者一覧(地域別) — 墓じまい対応の明記・役所指定の情報つき
- 移し先になる公営合葬墓を市町村ごとにさがす
- 費用の内訳をくわしく見る
- 補助金はあるのか
掲載内容は各自治体の公式サイトをもとにまとめたものです。料金や条件は変更されることがあります。お申し込みの前に、必ず各自治体にご確認ください。